卵巣嚢腫(9cm)発覚から今日までの記録

30代女性の卵巣嚢腫(9cm)手術体験談

#1 子宮がん検診で9cmの卵巣嚢腫が見付かり頭真っ白〜良性か悪性か〜

2023年11月上旬、二年に一度の"子宮がん検診"へ行きました。

 

 

子宮がん検診でぐりぐり…

 

(痛いから嫌なんだよな〜)
と思いながら、予約していたクリニックへ。

自宅から徒歩15分程度。
(サッとやってサッと帰ろう〜)


そして、いざ診察台へ。

器具を入れられて、ぐりぐり…
「力抜いてね〜。」
そしてまたぐりぐり…


女医さん「あれ?んん!?」

(え、なに…早くしてくれ、、痛い、、)

女医さん「膀胱がいっぱいになってるかもしれないから、おしっこして来てくれる?」
私「2〜3分前にトイレ行きました…!」
女医さん「え!?!?んーー、出ないかもしれないけど、もう1回トイレ行ってみてくれる?」
私「わかりました。」

ということで、お手洗いへ。
もちろんおしっこは出るわけもなく、診察室へ戻り"出し切った"とお伝えしました。

女医さん「そうよね、ごめんね。プラスでお金かかっちゃうんだけど、もう少し詳しく診たいからエコー(超音波検査)もやってみていい?」
私「(え、怖い…)、、はい。」

そして再度診察台へ。
またしても器具を入れられて、ぐりぐり…
「力抜いてね〜。」
そしてまたぐりぐり…

女医さん「はい、終わりです〜」

(やっと終わった…)

 

卵巣が大きくなってる!?

 

 

支度をして先生の元へ行くと、エコー写真を見せながら今わかったことについて色々と教えてくださいました。

 

 

  • 右の卵巣が9cmあること(一般的には2〜3cm)

  • その卵巣には水が溜まっていること

  • 大きくなると破裂や捻れが生じて、激痛→緊急手術になる可能性があること

  • なるべく早く手術した方が良いこと

  • 大きな病院で精密検査をして、良性か悪性かを調べる必要があること

 

女医さん「4〜5cmだと経過観察なんだけど、6〜7cmになると手術を勧めるのよね。」

(私は経過観察もなく、一撃で9cm!?)
(2年前の検診では何も言われなかったのに、急成長!?)


女医さん「お腹張ってたでしょー?」
私「え、あーー。んー?言われてみれば。まぁ、、はい。」


私「これ放置してたら◎☆◇*…」
女医さん「だめだめだめ!放置してたら破裂したり捻れたりして大変よ!」


私「手術って1〜2日入院する感じですか?」
女医さん「いやいやいや!1週間くらいはかかるわよ。」


(え、これ結構大変な事態…?)

 

どこの病院宛に紹介状を書く?

 

 

女医さん「紹介状を書くんだけど、○○病院か△△病院か××病院か(大きな病院)、どこがいい?」

(え、え、え、ちょっと待って。展開が早すぎる!)

テンパりながらもスマホを取り出して急いで病院の場所を検索し、一番自宅から行きやすそうな大学病院でお願いすることに。

女医さん「この病院は駅からバスが出てるからね、大丈夫そう?」
私「あ、はい!だ、だいじょうぶです!」
女医さん「精密検査いつにする?予約するから。」
クリニックを通して予約ができるらしい。

私「え!?えーー、えっと。どうしよう…」
女医さん「予約なしで、都合の良い時に紹介状持って行くのでも大丈夫よ。」
私「あ、じゃあそうします!」
女医さん「じゃあ待合室で待っててね〜」

こんな感じで、診察が終わりました。

 

淡々とお会計

 

淡々と話は進んでいたけれど、私の頭の中は
(卵巣が大きくなってる?手術?入院?死ぬの?)
というところでまだ止まっていて、追いつけていない状態。

それでもお会計に呼ばれて、冷静にお金を払いました。
ちなみにこの日のお会計は、合計3,140円。
(内訳:子宮がん検診800円、それ以外2,340円)

受付の方に「子宮がん検診の結果が2週間後に出るので、取りに来てくださいね。」と言われて、
(あ、そうか。卵巣とは別件で、子宮がん検診の結果も来るのか…)
と気付かされました。

 

頭が真っ白。世界の音がしない…


外に出るととてつもなく怖く不安になり、ドラマや映画であるような
(頭が真っ白。世界の音がしない…)
という感覚に。

なんとなくトボトボ歩いていたら、自然と涙が溢れていました。


(卵巣ってそもそも何?)
(赤ちゃん産めなくなるの?)
(最近腰が痛かったのは卵巣肥大のせい?)

そんなことを考えながら帰宅。


一旦母にLINEで報告し、それからゆっくり、ネットを駆使して色々と調べました。

 

      • どうやら「卵巣嚢腫(のうしゅ)」というやつらしい

      • 排卵日や検診の緊張などで、卵巣が少し大きくなることもある

      • 9割が良性で、1割が悪性(卵巣がん

      • 仮に卵巣を1つ摘出しても、もう1つが機能してくれる

      • 大きくなった部分だけを摘出すれば、卵巣自体は残せる

      • 手術方法は腹腔鏡と開腹の2種類がある

      • 入院は5〜7日で、退院後は1週間程度安静にする

      • 卵巣嚢腫の手術を報告した芸能人が数人いる

      • 無症状の場合が多いが、腰痛や下腹部痛を感じる人もいる

     

    卵巣のことや手術のことがわかっていくことで、少しずつ不安が解消されていきました。

    ただ、良性か悪性かによる…。
    9割良性なら大丈夫!というより、"10人に1人がん"がとても多い数字に感じたのです。

    その日はなかなか寝付けず、ブログやYouTubeなどで情報をアップしてくださっている方のページをたくさん覗きにいきました。

     

    数日後は結婚式


    数日後の週末は、友人の結婚式。
    ついでにその後、一緒に参列する友人と温泉付きホテルで1泊して、翌日は周辺観光の予定。

    落ち込んでいる場合ではない!
    結婚式と旅行は思いっきり楽しんで、週明け月曜日に精密検査に行こうと決めました。